いつものメールを読者にとっての「読む価値のあるメール」にランクアップさせるテクニックを紹介していきます。
1 メールで伝えるテーマを必ず設定・厳守しよう
役に立つと思って登録したメールが、いつの間にか商品のPRばかりになっている…そんな心当たりはありませんか?
「毎号内容が変わっていて、何のメールかわからない…。」
「一応購読しているけど、近頃ちょっと内容が”違う”気がする…。」
一通ごとの統一感や、メール全体の一貫したテーマの設定は意外と見落とされがちなのです。
実は自分自身も経験があります。
自炊をするのでレシピ情報を配信しているメールマガジンに登録していましたが、次第にレシピとは関連性が薄い化粧品の広告やアンケートのお知らせが届くようになりました。おそらくレシピ情報の利用者には女性が多いので、女性に向けた化粧品の情報が送られていたのかと思います。
「無料のサービスだし、ある程度は仕方ないか。」と考えていましたが、時にはレシピ情報よりもそれ以外の情報の方が多いことも…。
結局、そのレシピ情報のメールマガジンは程なくして解除してしまいました。
何がきっかけで読者登録をしたのか。読者はそのメールに何を期待しているのか。
そこにマッチするメール配信を念頭に置き、運営をしていきましょう。
2 差出人名を設定しよう
メールの差出人名は必ず設定しましょう。未設定の場合は、ほとんどの場合発信元のメールアドレスが表示されます。
上のメールと下のメール、発信元がわかりやすいのはどっち?
一目でどこからのメールなのかがわかることは読者に対してのメリットであり、発信者にも重要な要素です。
開封率のアップにも繋がります!
3 One to One の呼びかけを使ってみよう
宛て名に自分の名前が差し込まれているメールを見たことはありますか?
フルネーム・苗字や名前のみ・ニックネームなど、メールのテイストに合わせて読者のお名前を差し込むと、読者に対して自然な呼びかけが可能です。
メール配信システムによっては、読者のお名前を自動で差し込める機能を搭載しているサービスもあり、大量配信のメールであってもまるで一人ひとりに宛てたかのようなメールが配信できます。
4 書き手のパーソナリティを表現しよう
たとえ企業からのメールでも、書き手の人柄が見えると読者にとって親しみがわきます。冒頭のちょっとした挨拶文や、編集後記が楽しみになっている…そんな方も多いでしょう。
メールのテーマや読者に馴染みのある話題もよいですが、時には意外な一面なども読者にとっては親しみやすいポイントになります。しかし、だからと言ってあまり演出するものでもないでしょう。ウケ狙いはほどほどに、ご自身のありのままが一番です。
上級者になれば、敢えて「書き手」のパーソナリティを設定してそれに沿ったメールや文章を書くというケースもあります。こちらは今後の記事でも書いていきたいと思っていますのでお楽しみに!
おわりに
親しみやすさは信頼感に繋がり、信頼感を得られると、メールを長く読んでもらえるようになります。
コツコツと読者と信頼関係を築いていくことは、メールの効果アップのための必須要素です。
ぜひそのことを意識して、読者に親しんでもらえるメールを送ってくださいね。頑張りましょう!