今さら聞けないメルマガのキホン

メルマガの基本

広告やSNSなど、ネットショップ担当者が利用する販促ツールは数多くありますが、そのなかでもメルマガはもっともポピュラーなツールです。しかし、もっともポピュラーであるがゆえに、読者に「またか…」と思われて、なかなか読んでもらえないという悲しい事実もあります。

どんなにすばらしい情報でも、ただ書いているだけではお客様に届きません。読んでもらえるメルマガを配信するには、きちんとしたテクニックがあります。この記事では、メルマガライティングの基本についてご紹介します。

読者の手元に届くのはあなたのメルマガだけじゃない

ビジネスマンの手元には毎日10~20通以上のメールが届いており、実にその半数が迷惑メールであるというデータがあります。あなた自身のメールボックスにも、毎日たくさんのメールが届いているのではないでしょうか。
毎日たくさんのメールを受信している人にとって、そのメールが必要なものかどうか判断するだけでもかなりの手間です。

メルマガを送るときの前提として「読者は他にもたくさんのメールを受け取っている」ということを忘れないようにしましょう。その前提を踏まえた上で、どうすれば読んでもらえるメルマガが書けるのか、試行錯誤を重ねましょう。そのヒントになる要素をいくつかピックアップしてみます。

読者が最初に見るのは「件名」と「差出人名」

たくさん届くメールの中から自分が送ったメルマガを読んでもらうためには、読者の注目を引くことが重要です。メルマガを受け取った読者が最初に目にするのは「件名」と「差出人名」です。まずはこの2つを工夫するようにしましょう。

1.件名を工夫する

他のメールと差別化を図るために、特徴のある件名をつけましょう。意識すべきポイントは以下の3つです。メルマガによって重視するポイントが違うので、すべてを盛り込むのではなく、メルマガに合った要素を取り入れてみてください。

a.読者に価値が伝わる

メルマガを読むことで読者にどんなメリットがあるのかが一目で分かる件名は読者の興味をひきます。「メルマガ読者限定で●●を20%OFF!」など、お得感や商品価値の分かる言葉を選びましょう。

b.具体性が伝わる

漠然としたワードでは興味や関心をひけません。「真の甘党に伝えたいお取り寄せスイーツ3選」など、誰に何を伝えたいのかが分かる件名をつけるよう意識してみてください。

c.緊急性が伝わる

期間限定や数量限定というワードは人の心を動かすワードとしてよく用いられます。「残り8個!数量限定キャンペーン実施中」のような緊急性を表す言葉は読者にアクションを促すことができます。

2.差出人名を工夫する

差出人名には、会社名や担当者名を明記しましょう。何度か送り続ければ「見覚えがある差出人だ」と認識してもらえるようになり、メールの開封率は上がります。特に担当者名は書いておいた方がベターです。会社名が書かれているのと、会社の誰か、まで書かれているのとでは、印象が大きく変わってきます。

誰から届いたメールなのかを明らかにするだけでも、「開ける」「開けない」の判断に影響しますので、差出人名は特に何も設定していないという方はすぐに対処してください。

冗長なものより端的な内容を

文でもっとも重要なのは、「書き出し」です。冒頭の数行は、ダラダラとした宣伝や広告を入れるのではなく、読者に読もうと思わせる情報を入れるようにしましょう。
本文を書くうえで押さえておきたい基礎は2つです。

1.件名とリンクした内容をファーストビューにまとめる

読者は件名からメルマガの内容を想像します。しかし開いてみたら件名に書いてある要素がない、あるいは後半に書かれているとなれば、読者は途端にメルマガへの興味を失ってしまいます。場合によってはイライラさせてしまい、ゴミ箱へ直行するよう設定されてしまうかもしれません。

読者はみんな忙しいと心得て、重要なエッセンスがギュッと詰まった内容を心がけましょう。

2.対象を絞って刺さりやすい内容を作る

内容の濃いメルマガを書くために、常に読者の姿を意識しながら文書を書く癖をつけることをおすすめします。同じ商品を紹介するとしても、相手によって文面のテイストを変えたり、メールデザインを工夫することで興味をもってもらいやすくなります。

いかに的を絞ったメルマガを配信できるかによってクリック率が大きく変わってくるのです。

レポート解析で適切なPDCAを

効果のあるライティングができたかどうか、確認するためにもレポートで情報を解析してPDCAを回しましょう。メルマガを送りっぱなしで改善しなければいつまでたっても効果は上がりません。
レポート機能はできるだけタイムリーで簡潔なものが取得できると良いでしょう。なおかつ、社内報告用に利用しやすいビジュアルが整ったPDF形式のレポートが取得できると便利です。今お使いのメール配信システムについているレポート機能をフル活用してPDCAに活かしてください。
→【関連サービス】コンビーズメールプラス:レポート機能



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