顧客が思わず読みたくなるメールを送る6つの法則~Step. 1~

思わず読んでしまうメルマガ
海外のメール販促に関する情報を翻訳し、紹介していきます。
なお、リンク先は英語サイトとなりますので、あらかじめご了承ください。

今回は「6 Ways To Send Emails Your Customers Will Love」という記事のご紹介。
6つの法則ということで、全6回のステップに分けてお送りいたします。
それでは、早速、ステップ1からご紹介です。

毎日、294,000,000,000通のメールが送られています。2,940億通です。
毎日の平均のメール受信数は72件といわれており、私たちは労働時間の30%を受信ボックスにたまったメールをチェックするために費やしていることになります。
それは、取引先とのメールや社内メールを除く販促メールの多くは他のメールに紛れ込んでしまい、読んでもらえない可能性の方が高いということを示しています。
数多く送られる販促メールの中からあなたのメールを読んでもらう、つまりメールマーケティングの荒波を勝ち抜くには、顧客(読者)が思わず読みたくなるメールを送る必要があります。

どうやって?
顧客との関係性を考えた上で、それぞれの傾向に合わせたメールを送りましょう。
では、早速、顧客が思わず読みたくなるメールを送る6つの法則をご紹介しましょう。

1 顧客のセグメンテーションを行おう

顧客が思わず読みたくなるメールを送るために最初に行うべきことは、セグメンテーションです。
決して同じメールを全員に送ってはいけません。
とても当たり前のように感じると思いますが、実は十分な時間を確保できないという理由から、セグメンテーションを行なっていない企業は数多く存在します。
顧客のセグメンテーション方法を紹介したマーケティング手法は数え切れないぐらいたくさんありますが、今回はRFM分析にもとづいて、顧客を分類してみましょう。

Recency:最新購買日    いつ買ったか、最近購入しているか
Frequency:累計購買回数  どのくらいの頻度で買っているか
Monetary:累計購買金額   いくら使っているか

なお、過去のデータと将来予測を幅広く活用することで、より精度の高い分析を行うこともできます。

さて、Internet Retailerでは、RFM分析を用い、メール販促でコンバージョンを1,000%アップさせたIntermixの事例を紹介しています。
簡単なセグメンテーションでも何もしていない企業よりは、一歩リードすることになるでしょう。
次回のメール配信からは、最低2つのセグメンテーションを行った上で、販促メールを送ってみてはいかがでしょうか。

2 すでに商品の購入履歴のある顧客と、未購入の顧客に分けたセグメンテーションをしよう

簡単なセグメンテーションをするだけで、メールマーケティングはガラリと変わります。
例えば、商品の購入履歴のある顧客と、購入履歴のない顧客というセグメンテーションです。
購入履歴のある顧客は新商品が発売されると、すぐに該当ページにアクセスする傾向があります。
つまり、購入履歴のある顧客に絞ったメールを送ることで、コンバージョン率をさらに高められるということ。

早速、顧客管理データベースから購買履歴を抽出してみましょう。
「購入履歴がある・購入履歴がない」の2つに分けるだけの簡単な作業です。
そしてその結果を、一斉にメールを送っていた時と比較してみてください。
必ず成果は現れているはずです。

3 すでにセグメンテーションをしている!?

素晴らしい!ワンランク上のメール販促を紹介しましょう。
それは、顧客のWebサイト上での商品閲覧履歴に基づいて、レコメンドメールを送ることです。
顧客は「自分だけの特別なメール」と感じるようになります。

レコメンドメールのグッドケースとして必ず紹介したいのはAmazonです。
AmazonのWebサイト上での行動履歴やクリック履歴に基づき、顧客一人ひとりに最適なメールを送っています。
例えば「カメラ」というカテゴリーの商品を閲覧したものの、購入をしていない顧客に対してカメラに関するメールを送ることで、商品購入の促進を行なっています。
レコメンドメールの活用は、メール販促の幅をさらに広げることになるでしょう。

まとめ

インターネットの普及により、誰もがWebサイトにアクセスできる時代です。
だからこそ、顧客の情報を数多く収集し、最大限に有効活用ができるようになりました。
販促メールを送る時に、顧客情報をもとにセグメンテーションを。
それだけで、いろんな顧客に同じ内容のメールを送っている他社企業よりも、さらに一歩リードすることができますよ!

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